欧州会議設立45周年を記念 フランスSGIが歓喜の総会
原田会長ら欧州訪問団が出席
【パリ】「欧州会議」設立45周年を祝賀するフランスSGI(創価学会インタナショナル)の総会が21日午後(現地時間)、全国の代表450人が参加して、パリ市内のフランス創価仏教センターで盛大に開催された。席上、大手出版社のアルマッタン社から池田大作先生に、対話を通した人類の向上への貢献をたたえ、「平和への対話特別賞」が贈られた。これには原田会長、笠貫SGI女性部長ら欧州訪問団が出席。総会の模様は、フランス国内の4会館に中継され、合計で1700人を超える友が朗らかに集った。(記事=福田英俊、写真=外山慶介)
今、「花の都」パリは春真っ盛り。
特に総会までの1週間は、それまでの寒さとは打って変わって晴天が続き、気温もぐんぐんと上昇。抜けるような青空のもと、芸術と歴史の街には、花々が鮮やかに咲き誇る。
ピンクの八重桜。
黄色のレンギョウ。
純白のユキヤナギ。
そして、マロニエや色とりどりのチューリップ――。
木々の新緑も、太陽の光を浴びて生き生きと輝いている。
万物が躍動し、未来へ伸びゆく希望の春!
そして、生命が新たな力を得て飛躍を開始する、新生の春!
フランスSGIの友も、新たな前進への喜びと誓いに燃え、全国各地から集ってきた。
「ボンジュール!(こんにちは!)」
「フェリシタシオン!(おめでとう!)」
センターでは、再会を喜び合い、抱擁し合う友の姿があちこちに。はじけるような歓喜と希望に包まれて、フランスSGIの総会はスタートした。
◇
総会は2部形式で行われ、第1部ではアルマッタン社から池田先生への「平和への対話特別賞」の授与式が挙行された。
同社は1975年に創立された大手出版社で、これまで約3万5000点の書籍を出版。歴史や文化、人権など社会科学の分野を中心に、現在は年間2700点の書籍を発刊している。パリに九つの書店を持つほか、ベルギー、イタリアなどの欧州諸国、またカメルーンなどアフリカの各国にも拠点がある。
同社ではこれまで、池田先生の書籍を数多く発刊。その8割が、各国の識者との対談集である。
同社の創設者であるドゥニ・プリアン氏が語っていた。
「アルマッタン社は、文化の交流や、より良き社会への変革、民衆の人権の確立などを目指して出版事業に取り組んできました。世界の多彩な識者との対話をはじめ、池田SGI会長がこれまで実践してきたことは、私たちが目指すものと共通しています。
法華経そして日蓮仏法の生命哲学に基づいた池田会長の対話は、どのようにして人間の生命を変革し、社会をも変えていくのかを示しています。だからこそ、私たちは会長の対談集を数多く発刊してきたのです」