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〈小説「新・人間革命」〉 誓願 八十八 2018年7月10日



 法悟空 内田健一郎 画 (6418)

 一九九三年(平成五年)を、学会は「創価ルネサンス・勝利の年」と定めた。
 山本伸一は一月下旬から、約二カ月にわたって、北・南米を訪問した。
 アメリカでは、カリフォルニア州にある名門クレアモント・マッケナ大学で「新しき統合原理を求めて」と題して特別講演した。
 伸一は、世界の新たな統合原理を求めるにあたって、人間の「全人性」の復権がカギを握ると述べ、そのために「寛容と非暴力の『漸進主義』」「開かれた対話」の必要性などをあげ、仏法で説く、仏界、菩薩界に言及した。
 講演の講評を行ったのは、ノーベル化学賞・平和賞受賞者のライナス・ポーリング博士であった。博士は、「講演で示された菩薩の精神こそ、人類を幸福にするもの」と評価し、「私たちには、創価学会があります」と高らかに宣言してくれた。
 さらに、創価大学ロサンゼルス分校では、“人権の母”ローザ・パークスと会談した。
 ――五五年(昭和三十年)、アフリカ系アメリカ人の彼女は、バスの座席まで差別されることに毅然と抗議した。それが、バス・ボイコット運動の起点となり、差別撤廃が勝ち取られていったのである。
 伸一は青年たちと、その人権闘争を讃え、「“人類の宝”“世界の母”ようこそ!」と歓迎した。まもなく迎える彼女の八十歳の誕生日を、峯子が用意したケーキでお祝いもした。
 人間愛の心と心が響き合う語らいのなかで、彼女は、『写真は語る』という本が出版されることに触れた。著名人が、人生に最も影響を与えた写真を一枚ずつ選んで、載せる企画であるという。自分が、その一人に選ばれたことを伝え、こう語った。
 「あのバス・ボイコット運動の際の写真を選ぼうと思っていました。しかし、考えを変えました。会長との出会いこそ、私の人生にいちばん大きい影響を及ぼす出来事になるだろうと。世界平和のために、会長と共に旅立ちたいのです。もし、よろしければ、今日の会長との写真を、本に載せたいのですが」

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